2026年8月、スペイン・バルセロナからアイルランドのダブリンへ向かう予定だった私たち夫婦。
この旅行で、まさか自分たちが航空会社のオーバーブッキングに巻き込まれるとは思ってもいませんでした。
しかも、ただ「便が遅れた」というレベルではありません。
- 夫婦2人とも予定していた飛行機に乗れない
- 代替便も2人分の席がない
- 「夫婦で別々の飛行機に乗る」という提案までされる
最終的にはダブリン行きを諦めてリスボンへ直接向かうことになり、ホテルや航空券など予定外の費用も発生しました。
そこで今回は、
- 実際にバルセロナ空港で何が起きたのか(交渉の裏側)
- なぜ他社便で予定していた「リスボン」へ無料で振り替えてもらえたのか
- トラブルでいくら費用が発生したのか
- VuelingからEU261補償(500ユーロ)をどうやって受け取ったのか
- 東京海上日動「MARINE PASSPORT」からいくら支払われたのか
- セゾンプラチナ・アメックスの保険はどうだったのか
- アメックス・ゴールド・プリファードは?
- 【結果公開】最終的にいくら手元に戻ってきたのか
を、実際の請求体験談としてすべてまとめます!
※この記事はあくまで私たちのケースでの体験談です。保険の補償可否や金額は、契約内容や事故状況によって異なります。
そもそも何が起きた?バルセロナ→ダブリン便がオーバーブッキング
もともと私たちは、バルセロナからダブリンへ向かうVueling(ブエリング)航空の便を2人分予約していました。
ところが、バルセロナ空港で異変が起こります。
2人ともオンラインチェックインできない
出発前、なぜか私と夫の2人ともオンラインチェックインができませんでした。
「なんでだろう?」と思いながらバルセロナ空港のVuelingカウンターへ向かい、チェックインしようとすると……座席の欄に「×」のマークが。

そしてスタッフから一言、
「今日はオーバーブッキングしています」
と説明されました。
この時点では「まさか本当に乗れないの?」くらいの気持ちでした。
なぜ私たちが優先的に声をかけられたのか?
その後わかったのですが、私たち夫婦以外にも5人ほど搭乗できない人がおり、少なくとも7人がオーバーブッキングの対象になっていました。
その中でなぜ私たちが真っ先に交渉の対象になったかというと、夫のチケットが「預け荷物付き+座席指定ができるプラン」だったからだと思います。(私は通常のチケットでした)
スタッフからは、
「座席指定をしている全乗客が着席したあと、もし空席が出たら乗れます。ただ、事前確保できているのは1人分だけです」
と言われました。
そして全員の搭乗が完了した結果……空いたのは結局1席だけ。夫婦どちらか1人しか乗れないことが確定しました。
提案された代替案と、目的地を「リスボン」へ変更した交渉の裏側
ここからカウンターでの本格的な交渉が始まりました。
- 最初に提案された便(18:25発 ダブリン行き):「この便も1人分しか空きがありません」と言われる。
- 次の提案:「1人はもともとの便、もう1人は夜の便でダブリンへ向かう」という、夫婦別々の飛行機に乗る案。
海外旅行中に夫婦別便で向かうのは不安だったので、別の方法を模索することに。
Vuelingのスタッフが親身に対応してくれた
ブエリング航空のスタッフの方はとても親切で、
「ダブリンには何日間滞在する予定?」「日本にはいつ帰国するの?」
と親身に聞き取りをして、なんとかダブリン行きの振替日程を調整しようとしてくれました。
ですが、私たちの旅行日程はもともとかなりツメツメ。
実は当初の予定がこちらでした。
- 8/10 07:30 バルセロナ発 → ダブリン着(Vueling)
- 8/11 09:30 ダブリン発 → リスボン着(★別会社ライアンエアーで予約済み)
もし振替便でダブリンに向かった場合、ダブリン着は8/10の夕方以降。翌朝9:30にはリスボンへ発たなければならず、「夕方に着いて寝て、翌朝すぐ出発するだけ」になってしまいます。
これでは観光する時間がほぼ無いため、私たちが「もうダブリンに行くのは諦めて、直接リスボンに向かいます」と伝えたところ、スタッフの方は「えっ、どこから急にリスボンが出てきたの!?」とかなり驚かれていました(笑)。
自社とは関係ないライアンエアーの予約状況や全体の日程を説明したところ納得してくださり、Vueling側でバルセロナからリスボンへの振替便を【無料】で手配してもらえることになりました!
バルセロナからリスボン行きは12時出発の飛行機だったので、当初の7時半からかなり待ちましたが、バルセロナ空港はプライオリティパスラウンジもいくつかあったので時間潰しも苦ではありませんでした!
トラブルによって発生した費用一覧
目的地をリスボンへ直接変更したことで、ダブリンのキャンセル不可ホテル代やリスボンでの追加宿泊費など、予定外の費用が発生しました。
| 項目 | 金額(円・ユーロ) |
| ダブリンのキャンセル不可ホテル代 | 約18,000円 |
| 元のバルセロナ→ダブリン航空券代 | 約27,000円 |
| バルセロナ空港での飲食費 | 約3,000円 |
| ダブリンで予定していた観光費 | 約15,000円 |
| リスボンの追加ホテル代 | 約20,000円 |
| 合計 | 約83,000円 |
ここから、「航空会社への補償請求」と「加入している旅行保険への請求」を進めることにしました。
Vueling(ブエリング)航空からEU261補償で「500ユーロ」受取
まずは航空会社からの補償です。EU域内のフライトでは「EU261規則」という手厚い乗客保護の法律が存在します。
💡 EU261(EU規則261/2004)とは?
EU域内を発着する航空便において、航空会社都合の搭乗拒否(オーバーブッキング)、大幅な遅延、欠航が発生した際、航空会社に定額の金銭補償や食事・宿泊の提供を義務付ける法律です。飛行距離に応じて1人あたり250〜600ユーロが補償されます。
オーバーブッキング通知メールとチャット問い合わせの流れ
オーバーブッキングで搭乗不可と確定したタイミングで、Vuelingからメールで連絡が届きました。
メール内に口座情報入力用の専用リンク(confirm-bank-account)が記載されていたため、案内どおりにVuelingのチャットサポートへ問い合わせ・受取口座の登録手続きを行いました。
その結果、EU261規則に基づくオーバーブッキングの定額補償として、1人あたり250ユーロ、夫婦2人で合計500ユーロが指定口座へ振り込まれました!(日本の口座に振り込む場合手数料で3,000円程差し引かれます)
東京海上日動「MARINE PASSPORT」への請求
次に、夫婦2人とも加入していたネット完結型の海外旅行保険「MARINE PASSPORT(マリンパスポート)」へ連絡しました。
6時間未満の移動でも補償対象になった理由
電話で確認したところ、航空遅延・トラブルの補償は基本的に「6時間以上の遅延」が条件とのこと。
今回はバルセロナからリスボンへ直接振り替えたため、実際の移動自体は6時間未満でした。
「これは対象外かな……」と思いつつ事情を説明したところ、「もし本来の目的地であるダブリンへ振り替えていた場合、到着が11時間後になる予定だった」という点を考慮してもらい、無事に補償対象となりました!
定額給付の仕組みと「追加振込」のハプニング
帰国後に電話とメールで手続きを実施。MARINE PASSPORTの宿泊費用補償は「実費精算」ではなく、客室料について1人あたり上限3万円(定額給付枠)が支払われる仕組みでした。
最初、私がリスボン追加ホテル代、夫が元の航空券代で請求したため「私30,000円・夫10,000円(合計40,000円)」が振り込まれました。
しかし途中で「2人ともホテル代として請求すれば枠を使えたのでは?」と気づき再連絡したところ、追加で20,000円が支払われることに!
結果として、夫婦それぞれ30,000円、合計60,000円を受け取ることができました。一度確認してみて本当に良かったです。
セゾンプラチナ・アメックス(損保ジャパン)への請求
続いて、保有している「セゾンプラチナ・アメリカン・エキスプレス・カード」の海外旅行傷害保険窓口(損保ジャパン)へ連絡しました。
決済していない配偶者も「家族特約」で対象に
今回の旅行費用はすべて夫のカードで決済していたため、「自分で決済していない私の分は対象外かも」と思っていました。ですが確認すると、セゾンプラチナの「家族特約」が適用され、私も補償対象になりました!これは非常に助かりました。
保険金の二重取り防止と、LINEやり取りの快適さ
必要書類を郵送したあと、損保ジャパンから「東京海上日動から6万円支払われていることを確認しています」と連絡がありました。
保険の原則として実費費用に対する二重受け取りはできないため、発生した対象費用総額からMARINE PASSPORTの6万円を差し引いた「残りの実費差額分」がセゾン側から補償される仕組みです。
また、書類の不備確認などは途中からLINEでのやり取りに切り替わりました。画像送付もスムーズで、LINEに移行してからは約2日で金額確定、約5日後に振込まで完了というスピード対応でした。
領収書がなかったバルセロナ空港での飲食費(約3,000円円)も、クレジットカードの利用明細を提出することで無事に認めてもらえました。
最終的に、セゾンプラチナ・アメックスからは「約23,000円」が手元に振り込まれました!
アメックス・ゴールド・プリファードは問い合わせのみで見送り
今回の旅行代金の多くをメインカードの「アメックス・ゴールド・プリファード」で決済していたため、保険窓口にも電話してみました。
しかし、電話対応の中で「航空会社からのEU261補償(定額補償)」と「ホテル代などの実費補償」の認識合わせが難しく、オペレーターの方と会話がうまく噛み合いませんでした。
すでにEU261で500ユーロを受領しており、MARINE PASSPORTとセゾンプラチナで費用がカバーできる見込みが立ったため、ゴールド・プリファードでの請求手続きは追及せず見送ることにしました。
最終的にいくら戻ってきた?(収支まとめ)
今回のオーバーブッキングトラブルにおける費用と、回収できた補償額の最終結果です。
発生した費用(夫婦2人分)
- 【被害・損害費用 合計】約 83,000 円
受け取った補償・保険金
| 請求先・補償元 | 受取金額 | 備考 |
| Vueling航空(EU261) | 500ユーロ(約90,000円相当) | 1人250ユーロ×2人分の定額法定補償 |
| MARINE PASSPORT | 60,000円 | 1人30,000円×2人分(宿泊定額補償) |
| セゾンプラチナ・アメックス | 23,000円 | MARINE PASSPORT超過分の実費差額・飲食費補填 |
| 合計受取額 | 83,000円 + 500ユーロ(合計約173,000円相当) |
EU261の定額補償(500ユーロ)とMARINE PASSPORTの定額枠補償(6万円)、そしてセゾンプラチナの差額補填(2.3万円)が組み合わさったことで、実際に発生した損害費用を大幅に上回る補償金を受け取ることができました!
今回の体験から伝えたい「海外旅行トラブル&保険」の教訓
海外旅行でトラブルに遭った際、絶対に覚えておきたいノウハウです。
- 現場では状況と他社便の予定も正直に話して交渉してみる
航空会社スタッフは全体の日程を聞いて柔軟に対応しようとしてくれます。他社便で手配していたリスボン行きを提示したことで、結果的に無料で別目的地へ振り替えてもらえました。 - 「一見、対象外に見えても」保険会社に相談してみる
6時間未満の移動になっても本来の目的地への遅延時間で判断してもらえたり、決済していない配偶者もカードの「家族特約」で守られたりします。勝手な自己判断で諦めないことが大切です。 - EU261補償とクレジットカード保険は別物
航空会社からの法定補償(EU261)を受け取っていても、実際に発生したホテル代や飲食費の差額は旅行保険へ請求可能です。
海外旅行へ行くなら!私たちが実際に助けられたおすすめ保険&カード
最後に、今回のトラブルで本当に役立った2つのサービスをご紹介します。海外渡航前の準備としてぜひ参考にしてみてください。
1. 手軽に手厚い補償をプラスできる「MARINE PASSPORT」
ネットで出発当日でも簡単に加入できる東京海上日動の海外旅行保険です。遅延時の客室料補償など「定額枠給付」の仕組みがわかりやすく、トラブル時に本当に心強い存在でした!
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2. 家族特約&手厚い旅行保険が付帯する「セゾンプラチナ・アメックス」
本会員だけでなく家族も守れる「家族特約」が付帯しているため、今回のように配偶者のカード決済でも私までバッチリ補償されました。保険の手続きも途中からLINEでサクサク進み、23,000円の補償金もスムーズに振込完了。プライオリティ・パスも無料で付いてくるため、旅好きには間違いなく最強の一枚です!
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海外旅行中に航空トラブルへ巻き込まれると焦ってしまいますが、現場での交渉、航空会社の補償手続き(メールやチャット)、そして帰国後の保険請求をひとつずつ確認してみてください!


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